【AutoCAD】回転コマンドの使い方

AutoCAD で使用する回転コマンドの使い方をご紹介します。よく使う機能なので初心者の方は覚えておくのが必須のコマンドです。 なかなか使いたくても正しい使い方がわからないと言う声が多いのも特徴のコマンドですが、いざという時に回転コマンドが使えると助かることが多いと思うのでしっかり覚えておきましょう。

回転コマンドを使う時のポイントは基点をどこにするか

AutoCAD で回転コマンドを使うときのポイントは基点をどこにするかです。移動や複写と同じように回転のコマンドでも基点を選択してから操作します。その場合の基点は移動や複写コマンドのような「持ち手」ではなく回転の「軸」になるというのがポイントですね。

回転コマンドを使う時の起点はコンパスの針

回転コマンドを使う時の基点は「コンパスの針の位置」と覚えましょう。 コンパスで円を書くときには回転の中心になる部分に針をさしますよね。それと同じように回転コマンドでも、回転の中心となる位置を最初に基点として選択します。 移動や複写と違って持ち手になる部分ではなく回転の中心と覚えましょう。
回転コマンドの使い方は、

  1. 回転させたいオブジェクトを選択
  2. 回転する際の基点をクリック
  3. 回転させたい角度を入力してEnter

回転コマンドで便利なオプションは「参照」と「コピー」

次に覚えておきたいのは回転コマンドで便利なオプションです。参照のオプションをコピーのオプションの使い方をしっかりと覚えておきましょう。この二つのオプションを覚えておく実際に図面を書く際に回転のコマンドがぐっと使いやすくなると思います。

回転したい場所は決まっているけど角度がわからない時は参照

参照コマンドはどういう時に使うかと言うと、回転したい場所は決まっているけれどもその角度がわからないという時に使います。具体的に30°や60°など回転角度が決まっている場合は、コマンドラインにその回転角度を入力して回転させることができますが、何度回転させたらいいのかわからないという場合は入力することができません。その場合はコマンドラインのオプションから参照のオプションを選択し、合わせたい位置をクリックするだけで任意の角度に回転させることができるようになります。

回転して移動ではなく回転した後に複写したい場合はコピー

回転して移動させるのではなく回転した後にコピーをしたいという場合は、マンド LINE からコピーのオプションを選択します。 ただ回転をさせて終わりたい場合はそのままで良いですが回転をさせたオブジェクトを複写して使いたいという場合は、このオプションが便利です。一度複写してからそのオブジェクトをコピーしてるという方も多いのではないでしょうか?コピーのオプションを使えるとその手間が省けるので効率よく作業することができます。

AutoCAD で回転コマンドを使う方法 まとめ

AutoCAD で回転コマンドを使う方法をご紹介しました。回転コマンドがうまく使えないという方の参考になりましたでしょうか? 初心者の方には回転コマンドの参照オプションなどは、どうやって使えばいいのか分からないことが多いと思います。使えると非常に便利なオプションですので、これを機にしっかりと習得して効率よく図面を作図できるようになりましょう。