Excelの編集ができない時の対処法。保護ビューを解除しましょう!

Excelの編集ができない時の対処法。保護ビューを解除しましょう

Excel(エクセル)は便利なアプリケーションで、仕事でも表が簡単に作れたり、グラフの作成ができますね。いろいろな事が出来るので仕事の場面でも大活躍。求人にもWord、Excelが使える方というのが条件になっているのが、当たり前になってきていますね。さて、便利なExcel(エクセル)ですが、使っていると自分の思った通りに動かない、編集できない(固まる)とか、さっきまで出来ていたのに急に編集が出来なくなったとか、以前作成したデータを開いたら、文字が入力できないといった状態になっていたなど、思わぬ事が起こり、焦ってしまう事もあります。慣れていないと、こういう事がありExcel(エクセル)が嫌だと感じる人もいるのではないでしょうか?便利なアプリケーションだからこそ、使いこなせるようにしたいですね。また、セキュリティがしっかりしているからこそ、Excelで編集が出来なくなってしまう事もあります。Excelの編集ができなくなっても焦らない様に対処方法を覚えていきましょう。

Excelデータを開く時に保護するのはなぜでしょう?

さて、以前に作成したExcelデータを開いたところ、中身は見られるけれども書き込みができない、文字の削除も出来ないという事がたまにあります。その時は、まず画面上を見て、Excelデータが保護されていないか確認をしてみましょう。たいてい画面の上の方に黄色いバーか赤いバーで表示されています。この警告文が出るとExcel(エクセル)の編集ができないんですね。これは、信頼できないデータだと判断され、Excelのデータを普通には開けないという事で表示されるものになります。バーの色が赤か黄色かの表示によって状態が違います。警告の意味が強いのが赤い方で簡単には保護の解除が出来ません。

Excelを開いた時に保護されるのはどのような時でしょうか?

保護された状態でExcelデータが開かれる機能は、Excel(エクセル)がパソコンに悪い影響を与える可能性があるデータだと判断をした場合に発生します。勝手に悪いプログラムが動かない様にする代わりに編集できなくなる訳ですね。だから、自動でExcelを操作するマクロ機能などが入っていた場合でも、マクロを起動させない様になったりするので、パソコンにとっても安心、安全に開けます。では、パソコンに悪影響を与えるデータであると判断するのはどういう時でしょうか?それは、開こうとしているデータが元々はどこにあったデータなのかという事から判断をします。パソコンの中に保存しておいたデータであれば、安全であると判断をします。それとは違って、外部から入ってきたデータに関しては、危険であると判断をするようになっています。コンピュータウィルスなどパソコンに悪影響を与えるデータは、インターネットからダウンロードしたデータの中に入っていたり、メールに添付されたデータにくっついていたりなど、外部から入ってくるのが基本になりますからね。思い出してみてください。メールに添付されていたデータを開くと保護されてExcelデータが開かれていませんでしたか?そういう事です。

Excelを編集する為に、保護を解除したい!保護をなしにするにはどうしたらいいの?

Excelの保護解除にはいくつか方法があります。解除の仕方の参考にしてください。

1、 黄色のバーにある「編集を有効にする」をクリックしてみる。

これが一番シンプルで分かりやすい保護解除の仕方になります。黄色の背景での警告文であれば、編集を可能にするこのボタンをクリックするだけです。ただし、赤い表示の警告の時は、あきらめましょう。ボタン自体ありませんので、この方法では解除できません。

ここからは注意が必要になる操作です。Excel(エクセル)のセキュリティ設定を変更する事になります。セキュリティが弱くなる所もありますので、そこを理解した上で設定をしてください。

2、Excelの設定を変更する為にオプションから保護しない様にします。

これは、保護機能をなしにするやり方なので気を付けないといけません。ただ設定することで保護の機能が働く事が少なくなります。
設定の仕方

  1. ①まずセキュリティセンターの設定ウィンドウを開きます。ウィンドウの開き方は次の通りです。
  2. ・ファイルタブの中のオプションを選択しましょう。ウィンドウの中に「セキュリティセンター」という所がありますね。選択したら「セキュリティセンターの設定」と書いているボタンを選びましょう。
    ・開発タブを選択すると、リボンの中にマクロのセキュリティというボタンが出てきますね。そこをクリックするとセキュリティセンターが表示されます。

    以上の2つになります。操作しやすい方から設定してください。

  3. ②上の方法で設定画面を開いたら、セキュリティの設定が出来ます。左側に保護ビューという言葉はないですか?見つけたらクリックしましょう。表示された内容にあるチェックボックスのチェックを外します。

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チェックを外したら設定完了です。おめでとうございます。これで、設定できました。ただし、保護されたと赤いバーで出てきたものは解除できません。警告が赤く表示された場合は、同じセキュリティセンターの設定メニューの中の「信頼できる場所」という所から、設定をします。「自分のネットワーク上にある信頼できる場所を許可する」という所で解除可能です。しかし、赤い警告バーが出ている時は危険度が高い時になります。ですので、なるべく避けておきましょう。

Excelの編集ができない時の対処法。保護ビューを解除しましょう まとめ(結局、「編集を解除する」をクリックするやり方でいきましょう)

さて、いろいろと書きましたが、この機能はセキュリティ面で必要となる機能になります。内容をしっかりと理解しているパソコン上級者であれば問題ないと思いますが、初心者の方がセキュリティの設定を解除することはそれだけリスクを上げる事になります。普段使用する際には多少面倒くさいと感じても「編集を有効にする」ボタンをクリックして解除してする方法で行きましょう。