三角比のSIN(サイン)やCOS(コサイン)、TAN(タンジェント)は覚えていますか?数学で習った人もいると思います。少し特殊になると、sec(セカント)cosec(コセカント)cot(コタンジェント)というのがあります。これになると知らない人も出て来るかもしれませんね。さて、Excel(エクセル)の関数には三角比や三角関数を計算する関数がありますsinやcosだけでなく、secやcosecも計算出来るんですよ。
ちなみにこれらの計算は例えば、

  • 建物の高さを地上から測る時
  • 飛行物体までの距離を計算するレーダーの仕組み
  • プログラムでノイズの作成をする時

など、専門的な技術として使用されている部分が多いですね。日常生活ではあまり気にする事が少ないので難しく感じる人も多いかもしれません。
今回は三角関数の中でcosecを計算する関数についてです。ひと昔前は、三角関数はsin、cos、tan、sec、cosec、cotの6つを数学で習っていたんですが、後半3つはやらなくなって来た様です。ですので知らない人も出てきているんですね。
エクセルでは三角関数は全て関数で計算出来る様になっています。関数で使用する数値の注意点など踏まえて説明しますので、参考にしてみて下さいね。

CSC(コセカント)関数の説明動画はこちらから!↓↓

 

 

CSC(コセカント)関数の使い方と注意点

『=CSC(数値)』

  • 三角形のコセカントを計算する関数です。
  • コセカントは『cosec』あるいは『csc』と書きます。
  • 『cosec』は『sin』の逆数になります
  • 計算に使用する角度はラジアンになります。

COSの逆数になるのがCOSECです。日本での表記は『cosec』の場合が多いですが、海外は『csc』を書く事が多くあります。エクセルの関数では『CSC』になります。また、三角関数の計算では角度が関係してきます。他の三角関数でも説明しましたが、角度は弧度法であるラジアンを指定します。ラジアンは『角度×180÷円周率』で計算出来ます。関数にRADIANS関数が有りますので、関数で計算して求めても大丈夫です。使用する角度をラジアン関数で別のセルに先に求めておいてから、CSC関数の引数として指定する方が便利かもしれませんね。

三角形のSIN(サイン)の数値をまとめてみよう

CSC(コセカント)は、SIN(サイン)の逆数という事は書きました。が、『SINって何だっけ?』という方の為に、COSの数値を確認しておきましょう。例として、下図の三角形で行くと、『右辺÷斜辺』で計算出来る数値ですね。

 

サインとコセカント

 

代表的な角度とサインの数値をまとめると以下になります。

角度(度数法)30°45°60°90°
角度(ラジアン)00.52360.78541.04721.5708
SIN(サイン)01/21/√2√3/21

※ラジアンは小数5位で四捨五入した表記

CSCはこれらの逆数になります。分母と分子を入れ替えた数値になる訳ですね。上の表は分かりやすい様に分数にしていますが、エクセルの計算結果では、小数で出て来ますので気を付けましょう。

関数を使用してCSC(コセカント)の数値を出してみよう!

実際にCSC関数でコセカントの計算をしてみましょう。計算としてはSINの逆数ですから、『斜辺÷右辺』という結果になります。角度を変えて計算してみるので、SINの数値と比べて見て下さいね

コセカントの計算1つ目【角度30度のCSC】

まずは、結果が分かりやすそうな『30°』の時で計算してみましょう!
関数を使う前に、ラジアン関数を使用して角度をラジアンに変換しておきます。

 

三角関数の計算をします

 

1.コセカントを求めるセルに、『=CSC(』と関数を書きましょう。

 

ラジアンの角度を指定しました。

 

2.角度の引数に、ラジアンに変換した数値のセルを選択します。

 

コセカント関数を入力します

 

3.関数はこれで完成です。数値が『2』になっていますね。

『SIN30°』の答えは『1/2』なので逆数にすると『2』で、会っていますね。

 

サインの逆数になりましたね

 

コセカントの計算2つ目!【角度45度のCSC】

角度が45°の場合のコセカントを計算してみましょう。

1. セルを選択して、『=CSC(』まで書き込みましょう。

 

コセカント関数を入力しました。

 

2.角度の指定は、『45°』をラジアンに変換したセルを選択します。

 

角度を指定しました。

 

2. コセカントの計算結果が出ましたね。これは『√2』(ルート2)の数値になっています。

 

計算結果はルート2です

 

『sin45°』が『1/√2』でしたので、逆数にすると『√2』で、『1.41421356』ですね。
ちなみに『√2』は語呂合わせで『ひとよひとよにひとみごろ』で「1.41421356」という覚え方ですね。

他の角度も、ラジアンで指定すれば計算出来るので、三角関数をコピーして計算してみるとよいですよ。
注意点として『0°』の場合、コセカントは『0で割る』計算になる為、エラーになります。

 

コセカントの計算

 

エクセルで特殊な三角比計算!COSECを求めてみよう【まとめ】

Excel(エクセル)で三角関数の『cosec・csc』(コセカント)を求める関数について紹介しました。関数の特徴と注意点をまとめると次の様になります。

  • SIN(サイン)の逆数を計算する関数です。
  • 引数の角度はラジアンで指定して計算をします。
  • CSC0°は三角形の性質上、『0の割り算』となる為、計算不能です

エクセルの三角関数には、今回紹介た三角関数のcsc(コセカント)の他にも、6つの三角関数が準備されています。また、双曲線関数と言われるハイパボリックの計算も出来る物もあります。角度はラジアンで考えるという事に気を付ければ関数の使い方自体はそれほど難しくなく使える様になっています。ハイパボリックの関数も別途使い方を紹介します。参考にしてくださいね。