Excelでエラー値に対応する数値を返す【ERROR.TYPE】(エラー・タイプ)関数の使い方

今回のExcel関数のご紹介は、【ERROR.TYPE】(エラー・タイプ)関数になります。Excelでエラーの種類を確認することができる関数です。Excelで出てくるエラーにはいくつかの種類があります。【ERROR.TYPE】(エラー・タイプ)関数を使用すると、どの種類のエラーが出てくるのかが分かります。VBAなどのプログラムなどでエラーを判別する際などに使用されます。関数を入力してエラーを選択すると数値が出てきます。その数値によってエラーの種類が分かるわけです。また、エラーではないセルを選択してエラー関数を使うと、関数のエラーが表示されます。この関数を使用してエラーの数値を出すことによって、どうしてこのエラーが出てきたのかが分かるため、対処の方法をわかってきます。数値でわかることにより、IF関数と組み合わせたり、VBAでマクロを作成する際にも動作変更するなどやりやすい関数になります。動画内でも解説をしておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

【ERROR.TYPE】(エラー・タイプ)関数の入力方法について

まずは、【ERROR.TYPE】(エラー・タイプ)関数の入力方法から確認をしていきます。

=ERROR.TYPE(エラー値)

この関数ではエラーを引数に選択することにより、数値で返してくれます。
エラー関数の数値は以下の通りになります。

  • #NULL!       【1】(セル範囲に共通部分がない)
  • #DIV/0!       【2】(数式に0での除算が入力されている)
  • #VALUE!      【3】(引数の種類が正しくない)
  • #REF!        【4】(参照するセルが削除されている)
  • #NAME?       【5】(存在しない名前が使われている)
  • #NUM!       【6】(関数に不適切な値が使われている)
  • #N/A        【7】(データがない)
  • #GETTING_DAT   【8】(別の関数に依存関係がある)

動画や画像の中でも説明している通り、【ERROR.TYPE】(エラー・タイプ)関数を使用して、引数にエラーのセルを参照すると、それぞれの数値が返されます。

 

Excelの関数として使うというよりは、VBAなどのプログラムと絡めて使用することが多い関数になりますので、普段からExcelだけではなくVBAなどを活用される方はとても幅広く活用して頂く事が可能だと思います。また、エラーがない場合には#N/Aを返します。
また、通常使用する際には【ERROR.TYPE】(エラー・タイプ)関数を単独で使用するというよりは、IF関数などの他の関数と一緒に使用することにより、エラーの原因を突き止めてコメントなどで残したりもできる関数になります。他の関数とも合わせ技でもっと便利に使用することができます。関数の種類の中には、今回の【ERROR.TYPE】(エラー・タイプ)関数のように単独ではなく、他の関数と合わせて使用したほうがより便利に効率よく活用できる関数も多くあります。いろいろ調べてみると、結構多くの関数が存在しますので、皆様もこれを機会に調べて頂ければと思います!!