Excelオートフィル機能で数式が反映されない場合の対処方法

Excelでオートフィル機能を設定してみたけれど数式が反映されない、という場合の原因と対処方法をご紹介します。
Excelで数字を入力したけど数式が反映されずに「どうして?」と疑問を感じた方のために、うまくいかない原因と正しい数式の設定方法をお伝えしていきますね。ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

Excelで数式が反映されない!原因と対処法

まずは、Excelで数式が反映されない原因と対処法についてご紹介していきます。

Excelで数式をオートフィルする場合、オートフィルをした数式がうまく結果に反映されず、エラーが出てしまう、ということが結構あるんです。

オートフィルをしてエラーが出てしまった場合、まずい!と思ってすぐに式を消してしまう方が多いかと思いますが、慌てずにエラーが出た部分にどんな数式が入っているかを確認し、原因を確認しましょう。

セルをダブルクリックすると、数式で参照されているセルに色付きの枠が付きます。エラーが出ている式では、本来使いたいセルからずれてしまっているはずです。

オートフィルには、数式を入力する欄が1つ下がると数式に使うセルも一緒に下がる、という便利な機能があります。普段の計算であれば求めるセルに合わせて参照するセルが下がっていくのは便利なのですが、同じセルを全ての数式で参照したい、という場合には数式が正しく入力できない、ということが起こります。

そんなときの対処法として、「絶対参照」という機能をご紹介していきたいと思います。

絶対参照でオートフィルを使う方法を紹介!

絶対参照とは、一言でいうと「セルを固定する」機能です。

オートフィルによって参照するセルが動くと数式に悪影響がある場合、動かしたくないセルを絶対参照で「固定」することで、オートフィルなどをしても固定したセルは動かず、数式を目的通りに正しく入力することができるんです。

絶対参照のやり方はとても簡単です。固定したいセルの数式を編集し、行と列の前に$マークを入力するだけです!

$マークは直接式に入力するのではなく、固定したいセルにカーソルを合わせ、キーボードのF4キーを押すと、一発で絶対参照を設定することができますよ!

あとはオートフィルをするだけで、すべてのセルに絶対参照の設定がかかります。

今は式を入れた後に絶対参照を設定しましたが、もちろん、最初に数式を入力するときに設定することも可能です。慣れないうちはエラーを出してから修正するのがおすすめですが、慣れてきたら最初から絶対参照を設定できたほうがスムーズなので、慣れるように頑張ってみてくださいね。

まとめ

Excelのオートフィル機能で数式をコピーしても結果が正しく反映されない場合の対処方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか。
計算結果がうまく反映されない原因を理解し、絶対参照を正しく設定して数式を入力すれば、より便利にExcelで数式入力ができるようになりますので、ぜひ頑張って覚えてくださいね!