今回は、タンジェントの数値から角度をラジアンとして求める【ATAN】(アークタンジェント)関数、X軸、Y軸にアークタンジェント(逆正接)を求める三角関数【ATAN2】(アーク・タンジェント・トゥ)関数、数値に対して双曲線逆正接を求める【ATANH】(ハイパーポリック・アーク・タンジェント)関数のご紹介です。なかなか聞かない言葉も多いですが、この機会にぜひチャレンジしてみてください!動画もご覧ください!
ラジアンってなに?
ご紹介する3つの関数は、三角関数のカテゴリに属する関数になります。数学的な関数には、とても難しい言葉が多いのですが今回の【ATAN】(アークタンジェント)関数に登場する、「ラジアン」という言葉は一体どう意味なのでしょうか。
ラジアントは、国際単位系における角度の単位になります。弧度法と呼ばれるものになります。高校生の頃に実は登場しているこの言葉、学生の皆さんは知っていますか?大人になると、記憶の彼方へ。。。という方も多いかもしれませんが、平面角の単位になり、1ラジアンは円の半径の長さに等しい弧に対する中心核の大きさという定義になります。考えれば考えるほど、難しい感じがしますがこうした計算を行うためにExcel関数がサポートしてくれます!
【ATAN】(アークタンジェント)関数
入力の仕方は
=ATAN(数値)
の順番で入力していきます。
数値には、タンジェントを表す数値を指定します。
タンジェントの数値から角度をラジアンとして求めることができます。
また、ラジアンを度に変換するためには値に180を掛けてnで割ると求められます。
【ATAN2】(アーク・タンジェント・トゥ)関数
入力の仕方は
=ATAN2(x座標,y座標)
の順番で入力していきます。
x座標とy座標の値をしていきます。
こうしてアークタンジェント(逆正接)を求めることができます。単位はラジアンになり、DEGREES関数を使って度単位に変換することもできます。
【ATANH】(ハイパーポリック・アーク・タンジェント)関数
入力の仕方は
=ATANH(数値)
の順番で入力していきます。
こちらの関数は、逆ハイポリックタンジェントとも呼ばれ、数値に対して双曲線逆正接を求めることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、数学/三角法のカテゴリの中から3つの関数をご紹介いたしました。普段はなかなか耳にしない言葉も多かったかもしれませんが、興味のある方は是非、今回の動画を参考にチャレンジしてみてください!初めて耳にしたという方も、便利に活用できる関数をぜひ覚えてみてください。関数は、必要になった時に慌てて覚えるのではなく、事前に知識に入れておくことでいざという時にその知識が発揮されます。これからも皆様の関数知識向上のため、動画を配信していきたいと思います!