新入社員のパソコンスキルは?

新入社員はパソコンができない?新卒に必要なPCのスキルとは?

最近、「新入社員や若手の社員がパソコンを使えない」という声を企業の担当者の方からよく聞きます。新入社員、若手社員の世代は高校生・大学生でもパソコンが身近にあり、ワードやエクセル等のOfficeソフトやインターネットブラウザは使っているはずです。しかし、そうした環境が整っているはずなのに、基本的なPCの設定・パソコンの操作もできないという新入社員や若手が増えていることで、PCを扱えるスキルがない、パソコンが使える印象がない、と見られているようです。ビジネスにおいてパソコンのスキルがない・PCに弱いとなると、仕事どころではありませんよね。今入社してくる新人はスマホ世代とも呼ばれるように、日常的にスマホを活用しており、パソコンを使わなくても便利なスマホの普及が大きく影響しているとも考えられています。今回は、新入社員は就職の時点で社会人としてどの程度パソコンのスキルを必要とされているのか、見ていきたいと思います。

新入社員にパソコンのスキルは必要?スマホだけできればいいの?

「スマホが使えればパソコンが使える必要はない」「PCよりもスマホの方が楽だし便利」と考えがちなのが今どきの新卒の社員です。しかし、これが落とし穴で、実は多くの会社では新入社員が思っているようにスマホだけで完結できる業務はありません。試しに「新入社員 パソコン できない」や「新卒 PC 使えない」と検索してみてください。新入社員がパソコンを思ったよりも使えない体験談や、新卒のPCでの失敗談がこれでもか!というほど出てきます。新入社員が自分で考えているよりも、パソコンスキルは必要なんですね。多くの企業で用いられているのがWindows(ウィンドウズ)のパソコンで、入社後は自分のPCの設定をしたり、Wi-fi接続をしたり、メールソフトの設定をしたり、プリンターの接続をしたり、ワードの入力作業を頼まれたり…とPCでやることが盛りだくさんです。ですから、いくら新入社員がスマホ(iPhone・Android)を使えるからといって、「パソコンができない・PCが苦手」という状態では、仕事で不利になってしまいます。あとは、「就職してから研修してもらえるのでは」と考えている新卒の方も要注意!パソコンは「できるのが当たり前」であって、仕事で忙しい中わざわざパソコンの研修をしてくれる企業はそう多くはありません。「新人だから大目に見てもらえる」ということはないので、社会人になる前に、パソコンスキルに自信がないという学生の皆さんは仕事で最低限必要なパソコン操作を覚えて、時間のある内にPCスキルを上げるなど対策をしておきましょう。

新入社員でも覚えておきたい!新卒の社会人として必要なエクセルの操作

社会人になって企業に就職すると、どこの会社でも売上等、データの数字をPCで扱います。データや情報の管理に優れているのがExcel。必要なPCスキルの筆頭といえます。いくらスマホ世代だからといって、パソコンを使ったエクセルの操作は避けて通れません。新人や若手のうちはできることが少なく、地道なデータ入力や会議で使われる資料の修正・印刷など、パソコンが使える社員であれば誰でもこなせる仕事を任せられることも。中には、社員の間でパソコンスキルのレベルを統一するために、新卒の社員に「入社後は1ヵ月以内にMOS資格を取得するように」という企業もあります。「新入社員も含め、社員がパソコンを使えるのは当たり前」という考えは多くの企業で一般的だといえそうです。ここで、スキルチェックです。「学校のパソコン授業でしかエクセルを触ったことがない」というレベルの方は、以下の3つをまずは確認してみてください。

  • エクセルを使って表の作成ができる
  • エクセルで印刷の設定ができる
  • 簡単な関数(SUM、AVERAGE、COUNT)であればExcelで使える

これらは新入社員の段階でできるようにしておきたいです。とにかく押さえておくようにしましょう。その他にも、「データをPDFで保存する」「表の並べ替えをする」「データにパスワードをかける」「連続データはオートフィルで効率よく入力する」といったエクセル操作は仕事でよく出てくるので使えるようにしておくとよいです。

スマホ世代の新入社員でもこれだけは身に付けたいPCのスキル

スマホの操作はものすごく得意なのだけれど、パソコン操作はからっきしダメ…という残念なパターンにならないように、新入社員でもこれだけは必要!というパソコン操作を確認しておきましょう。

  • パソコン操作の基本!10本指でのタイピングができる
  • マウスとキーボードの操作が難なくできる
  • Windows(ウィンドウズ)の基本操作が分かる
  • ウェブブラウザで思い通りに検索できる
  • ダウンロードとインストールの正しい方法が分かる
  • ファイルをフォルダに入れて保存・管理ができる

上記5つの内、1つでもできない操作があると「パソコンができない新入社員」「PCの操作スキルが低い新人」に認定される可能性があります。特に、タイピングを1本 or 2本指でしかできない、マウスが正しく持てない・キーボードの入力ができない、というのは社会人として恥ずかしいレベルなので、今すぐ勉強が必要です!勉強方法には独学の他、スクールに通うという選択肢もあります。PCが苦手な場合は、「パソコンスキルを高めたいのだけれど、勉強の仕方が分からない」という方も多いはず。そんなときはパソコンスクールを検討してみるとよいです。数あるパソコンスクールの中でも、特におすすめなのがマンツーマン授業をしているところ。講師が隣につきっきりで質が高い授業が期待できるので、学生で時間がある内に通ってパソコンのスキルを磨きたい、という場合はもってこいです。パソコンが苦手なまま出社当日を迎えてしまうと、新人の仕事を覚えながらパソコンのスキルを磨いていかなければなりません。PCを覚える+新入社員として今までとは違う環境で働くというのは、想像以上に大変で、辛い毎日が目に見えています。余裕のある内に、ぜひ勉強をスタートして、入社までにPCが使える・パソコンができるように準備をしておきましょう!