コロナ禍の2020年、近年、人気が高まっていた在宅ワークや副業は、より注目度が高まる働き方となりました。
在宅Webデザイナーの仕事に憧れ、副業で始めてみたい20代~30代の子育て世代の女性や主婦の方、自由な働き方をしたいと未経験からWebデザイナーを目指そうと考える方も多いと思います。
けれど「未経験の初心者だけに何から始めるのか難しい」「本当にできる?Webデザイナーとして稼げるの?」
今回の記事では、そんな疑問を元に解説をご紹介いたします。
目次
未経験から在宅Webデザイナーになることは本当に可能なのか?
先に結論をお伝えしますと、実際に未経験からWebデザインの仕事を始める人やWebデザイン業界に転職する人は多く、必要なポイントを押さえればWebデザインで副業・フリーランスの在宅WEBデザイナーを目指す事も不可能ではありません。
では、何が必要になるか取り上げてみたいと思います。
Webデザイナーになるには何が必要?
まず大切なのが、WEBデザイナーになる為に必要な環境を整えて最低限必要なスキルを身に着けることです。
- 安定した通信環境
- Webデザインに適したスペックのパソコン、スマートフォン
- illustrator/Photoshopの操作方法を学ぶ
- HTML/CSSの知識
- テキストエディタで4.のコーディングを習得する
- デザイン、配色の基礎知識を学ぶ
全般的にWebデザインの仕事は、Webサイトを構成させる為のコーディング(HTML/CSS)と、使用する画像を編集したり作成する為(illustrator/Photoshop)のスキルが必要となります。
Webデザインを独学する場合、書籍や動画で学ぶ方法がありますが、基礎も含めて身につくのには半年~1年とも言われ、やはり時間をかけずに学ぶにはスクール通学もおすすめです。
在宅Webデザイナー(Webデザイン)の仕事内容とは?
webデザイナー(Webデザイン)の仕事内容は様々です。
スキルによって選択できる仕事に幅があることも事実です。
始めやすい
- 既存のWebサイトの更新、修正
- バナー作成
- WordPressを使用したWebサイト・ブログサイト作成
- ヘッダー作成(Webサイト上部)
- ロゴデザイン
Webデザインの高い知識と経験が必要
- Webサイト・ランディングページ作成
- Webサイト設計、Webサイトのデザイン提案
- SEOを意識したWebサイト制作
上記で挙げた例の報酬単価は、難易度・量・納期によっても変わります。
未経験者は、始めやすい仕事から経験とスキルを積みながら、できる仕事の幅を広げてゆくのも良いでしょう。
在宅Webデザイナーの収入相場は?
在宅WEBデザイナーの収入と必要スキルの例についてご説明します。
バナー作成
- Photoshop
- illustrator
- HTML/CSS(場合により必要)
- デザイン、配色の基礎知識
1ヶ月に1件2000円~3000円の案件を1万円~5万円程(5件~25件)
Webサイト、ランディングページ作成(設計・デザインから作成)
- Photoshop
- illustrator
- HTML/CSS
- JavaScript/JQuery/PHP
Webサイトのデザインとレスポンシブ(スマホ用)の Webサイト制作は、1案件5万~30万程
ランディングページ(LP)は、簡単なデザインスキルや構成で済む場合は1案件1万円~10万円程
どちらもマーケティングやSEOの知識があれば単価は上がります。
※SEO(Search Engine Optimization)ネットの検索結果で順位向上を目指す為の対策のこと
在宅Webデザイナーとして安定して稼ぐには?
在宅Webデザイナーで安定して稼ぐ為の可能性を高めるには、やはりスキルは重要です。
しかし、最初から高いレベルでないと始められないわけではありません。
確かな情報と方法を元に、徐々にスキルを磨いてレベルアップをしてゆくこと
で未経験でも始めることができるのがWebデザイナーです。
スキルアップのための学習と情報収集を欠かさない
未経験から副業・フリーランスのWebデザイナーとして仕事の幅を広げて稼ぐ可能性を高くする為には、スキルアップが必要不可欠です。
Webデザイナーとしての自分の価値を上げることで、報酬の単価も上がり仕事が途切れない様にすることにもつながります。
例えば、WEBデザイン+SEO関連の知識がある、WEBデザイン+プログラミング言語(PHPやJava)の知識がある等です。
また、Web業界のトレンドは目まぐるしく変化します。
書籍で知る事もできるのですが、情報の更新が速い為、Web制作に便利なツールやトレンドを紹介する情報サイト、Twitter等SNSで発信されているWeb業界の知識を探して定期的にチェックするのもおすすめです。
スキルをアピールするにはポートフォリオや資格
自分の実力や実績をアピールするのに、ポートフォリオは欠かせません。
得意とする内容の作品や、様々なニーズに合わせたポートフォリオを複数制作しておく事も実力のアピールとなります。
最近は、SNSでの求人情報探しも珍しくなく、自身でも発信することで仕事の案件受注につながることもあります。
自分を紹介する為のWebサイト(WordPress等)やSNS、クラウドソージングのアカウントを用意してポートフォリオをアピールする等もおすすめです。
また、クライアントや雇用主によっては、未経験WEBデザイナーの実力レベルの判断が難しく資格がアピールとなる場合もあります。
Webクリエイター能力認定、Photoshop®クリエイター能力認定、illustrator®クリエイター能力認定、色彩検定等、他にも様々ある為、興味のある資格の取得を考えてみるのも良いでしょう。
Webデザイナーの在宅ワークと求人事情
在宅Webデザイナーの求人の種類は様々です。
とくに最近は、Web制作会社や自社(インハウスのWebデザイナー)で在宅ワークOKの会社が増えていますが、社員、派遣、パートも、実務経験者が優遇される傾向にあります。
その為、クラウドソージングや業務委託等の仕事は、在宅や副業・フリーランスで働きたい未経験Webデザイナーにとって挑戦しやすい内容の案件も少なくなく、始めやすい働き方と言われています。
在宅Webデザイナーの求人はどこで見つけるのか
Webデザイナーの最低限必要なスキルと知識が身についてきたら、肝心なのが仕事の案件探しです。
未経験から始めるWebデザイナーの例を挙げると
- 知人・友人の紹介
- クラウドソージング(クラウドワークス、ランサーズ、ココナラ等)
- エージェントの紹介サービスに登録する
- SNS上で探す、Web上で発信する
クラウドソージング等は気軽に始められる反面、人気のある案件には応募者が多く、スキルや経験が成約率に影響するという場合もあります。
まずは、知人・友人の紹介、成約できそうな案件に応募したり、オファーからの受注で実績やポートフォリオを増やすことで、地道に実務の経験値を上げていくことも大切です。
自信がついてきたら、SNSやWeb上で自分の活動やスキルを発信してみるのも方法のひとつです。
在宅Webデザイナーとして働くメリット・デメリット
メリット
- パソコンひとつでどこでも職場にできる
- 家庭と仕事の両立をしやすい
- 人間関係等のストレスが減る
- スキルや案件次第で高い収入を得られる
デメリット
- スケジュールやお金に関わる管理を自分でする
- 何でも自分で調べる必要がある
- 全て自分でクライアントとやり取りする必要がある
- 収入が安定しない場合もある
在宅Webデザイナーの魅力は、自由な働き方でもありますが、反面、自己管理が必要となり、クライアントとの交渉や円滑なコミュニケーションが重要となる場合もあります。
まとめ
たとえ未経験でも、スキルと知識を習得することで在宅Webデザイナーになろうと挑戦することは難しくありません。
学び続け習得しようとする意欲があれば、稼げる可能性は高まります。
コロナ禍によって、ますます在宅ワークやリモートワークのWebデザイナー需要が高まることが予想され、今後、Webデザインに関するスキルは身に着けておいて損にならないスキルとも言えます。
働き方や場所に縛られない、在宅ワークや副業・フリーランスに興味がある人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。