AutoCADのコマンド!トラッキング(TK)について解説

AutoCADのコマンド!トラッキング(TK)について解説します。
AutoCADは様々なコマンドを使用して作図しますが、覚えるととても便利な機能がありますのでぜひここで学んでくださいね。今回はAutoCADのトラッキングコマンドの設定や使い方についてご紹介していきます。

トラッキング(TK)とはどのタイミングで使う?使い方について

トラッキングというコマンドはどういうタイミングに使うかというと、知らないと損をするくらい非常に便利な機能です!使うタイミングはしっかりと把握しておきましょう。トラッキングを使うとオブジェクトを作図する中で、簡単に取りたい位置・点を指定することができるようになります。オブジェクトを作図するときには取りたい点が必ず出てくるものですよね。取りたい点を簡単に取れることもあれば、補助線などを入れないと取れないこともあります。指定したい位置を指示するには、トラッキングのコマンドを使ってどの位置に次の点を取るかを指定しながら作図していきましょう。
具体的にはオブジェクトを使う途中で、指定したい点が発生したときに、「TK」というコマンドを入力します。そうすると、トラッキングのモードに入るのでX軸・Y軸の位置を指定すると目指している点を取ることができます。使うタイミングも難しくなく、非常に簡単な機能ですね!

基点設定とトラッキングの使い分けについて

AutoCADでトラッキングに近い機能としては、基点設定の機能があります。基点設定の使い方とトラッキングの使い方を使い分けると、取りたい点を指定してオブジェクトを作図する方法が抜群に効率よくなります。イメージをつかむとしたら直行モードをONにしておきましょう。AutoCADの中でも基本操作の中に含まれる基点設定ですが、オブジェクトを作成するだけでなく、基本的な移動コマンドやコピーコマンドの時にも使うことができます。使い方は、基点設定を使いたいときに右クリックから基点設定を呼び出し、基点を取ります。基点というのは移動するときの「持ち手」だと思ってください。基点を決めたら、いくつ動かすのかをコマンドラインに指定します。直行モードを入れていると動きが目に見えてわかりやすくなります。つまり、基点設定はX軸・Y軸の2方向に対して移動する向きを指定することができるわけですね。それに対して、AutoCADのトラッキングのコマンドはX・Yを指定することなく、1方向ずつ指定することができるので使い分けることで非常に便利にオブジェクトを作成することができます。

AutoCADのコマンド!トラッキング(TK)について解説 まとめ

AutoCADのコマンド!トラッキング(TK)について解説してきました。
今回トラッキングコマンドの使い方をご紹介しましたがいかがでしたか。基点設定時の点の位置を移動させるときのポイントなどが理解していだだけたのなら嬉しいです♪実践的な使い方をマスターしてスキルアップにつなげてくださいね。