今日は尺度変更のコマンドの使い方を紹介します!尺度変更は意外と使い方を知らずに不便な作業をしているという人が多いので、実際に仕事でCADを使う方には覚えておいてほしいコマンドです。図面には縮尺という考え方があるので、どうしても図面の修正や編集作業ではこの縮尺を自由に変更できる機能を使いたいという場面があると思います。ぜひ尺度変更コマンドを覚えて、効率よく修正作業をしてくださいね!

尺度変更にも基点がある!AutoCADでは基点が重要

尺度変更のコマンドにも、実は基点という考え方があります。基礎の機能を紹介しているブログでは何度も説明している「基点」ですが、操作では本当に重要なものです!尺度を変更したいときにも、まずは基点の位置を設定する必要があります。尺度変更の基点とは、どういうものなのかをご説明します!

AutoCADの尺度変更コマンドの基点は、動かない位置

AutoCADの尺度変更コマンドの「基点」は、尺度を変更したときに動かない位置のことを差しています。回転や移動するときの持ち手と同じく、基準になる点なのですね。尺度コマンドを使用するときはまず、この基点を選択しなければなりません。始めに基点をクリックし、その後どの方向に拡大・縮小したいのかを決めます。

それでは、尺度変更コマンドの使い方を見てみましょう。

  1. 尺度を変更したいオブジェクトを選択する
  2. 基点をクリックする
  3. 拡大・縮小したい値(比率)を入力する

使い方は簡単ですね!

尺度変更コマンドで倍率が分からないけど拡大・縮小したい場合は参照

尺度変更のコマンドを使って拡大・縮小をしたいときに、倍率が分からないということもあり得まよね。数値が分かっているとは限らないので、任意のA点をB点の位置まで拡大したい…という時はどのように操作すればよいのかをご説明します!オプションにある「参照」を使用しましょう!参照を使うと、具体的な数値が分からないような場合でも、A点からB点まで、というような任意の点を指定して尺度を変更することができます。

尺度変更での参照オプションの使い方

尺度変更で参照のオプションを使いたい時の方法を紹介します!必ずしも尺度が分かるわけではないので、実際にオブジェクトの大きさをある距離に合わせたい、などという時には非常に便利なオプションです。
尺度変更のコマンドで、基点を取った後に参照が選択できるようになります。その後の手順を確認してみましょう。

  1. 再度基点にしたい点を指定する
  2. 元々の点の位置を指定(A点)
  3. A点の目標点を指定(B点)

いつでも2倍にしたい…1/2にしたい…など明確な数値が得られるわけではないので、参照のオプションの使い方はしっかりと覚えておきましょうね。
参照だけでなく、他にもオプションの機能はコマンドの幅が広がるものばかりです。オブジェクトを作成する際に効率よく作図できたり、手間を省いてくれたりと便利なものしかないので、尺度変更以外でもコマンドウィンドウに出てくるオプションの意味は押さえておくことがよさそうです!

AutoCADで尺度変更コマンドを使う方法 まとめ

AutoCADで尺度変更コマンドを使う方法をご紹介しました。どうしても図面を作成した後に、尺度を変えて使いたかったり作ったオブジェクトのサイズを修正したりする場面は出てくると思います。初めから作り直すのではなく、縦横の比率をそのままに大きさを変えられる機能は嬉しいですよね!使い方を覚えて、ぜひ実践でも使ってみてください。