Excel関数で【T.INV】(ティー・インバース)関数、【T.INV.2T】(ティー・インバース・ツー・テイルド)関数、【TINV関数】(ティー・インバース)関数の使い方

今回ご紹介する関数は、【T.INV】(ティー・インバース)関数、【T.INV.2T】(ティー・インバース・ツー・テイルド)関数、【TINV関数】(ティー・インバース)関数の3種類になります。これらの関数は、データ分析に使用する関数の1つになります。
こうしたデータ分析の関数は複数種類ありますので、違いをうまく理解して有効に活用してみてください!

【T.INV】(ティー・インバース)関数と【TINV関数】(ティー・インバース)関数は、何が違うの?

読み方が全く同じのこちらの関数。パッと見た感じ、ピリオドがついているかついていないかの違いで、読み方も一緒だし一体何が違うの?という感じになりますよね。
結論からお伝えすると、どちらも内容は同じ関数になります。t分布の累積分布関数の逆関数を求める際に使用する関数になるのですが、どちらも計算結果は同じになります。
じゃあ、何で2つもあるの?と思われますよね。Excel関数は、とても種類が多いのですが、時代とともに関数はどんどん新しくなり、同じ結果を得る関数であっても、システムやアプリがアップデートされるタイミングで更新されて、リニューアルされたりします。
この関数もそのうちの1つという事になります。
【TINV関数】(ティー・インバース)関数は、以前から使われており、古いタイプの関数という事になります。こうした関数は、今は使えていてもいずれ使用不可になる可能性がありますので、同じ結果の関数であっても新しい方の関数を覚える必要があります。
正確にはいつその関数が使えなくなるかはわかりません。気づいたら使えなくなっていた。という事もあり得ますので、新しい関数が発表されたら移行して活用して頂くのが一番いいと思います!

【T.INV】(ティー・インバース)関数の使い方

入力の仕方は
=T.INV(左側確率,自由度)
の順番で入力していきます。

左側確率・・・t分布の左側(下側)確率を指定します。
自由度・・・・分布の自由度を指定します。

この関数は、以前こちらのブログでもご紹介させて頂きました【T.DIST】(ティー・ディストリビューション)関数の逆を求める関数になります。
分布の左から考えて、指定した%の位置にある数値を求める関数になります。

続いては【T.INV.2T】(ティー・インバース・ツー・テイルド)関数の使い方

入力の仕方は
= T.INV.2T(両側確率,自由度)
の順番で入力していきます。

両側確率・・・t分布の両側確率を指定します。
自由度・・・・分布の自由度を指定します。

こちらの関数は、分布の両側の範囲で指定した%にあたる数値を計算する関数になります。

以上となります。

まとめ

皆さんいかがでしたでしょうか。今回はデータ分析の関数から3種類の関数をご紹介させて頂きました。厳密に言えば2種類なんですがね。。。
データ分析を行う関数というのは他にもたくさんあります。また、こうした関数を扱うためには、専門的な用語も多いので使ってみたいけど、と少し躊躇してしまう部分もあると思いますが、理解して使ってみるとExcel関数の偉大さに気づきます!
これからも様々な関数が登場しますので、引き続き宜しくお願い致します!