インターネットや通信をする上で欠かせないのが通信プロトコルです。単にプロトコルとも言ったりしますね。
プロトコルは聞いた事はあるけれども何の事か分からないという声が多かったり、プロトコルと言えば『TCP/IP』は知っているという声もあったりします。
ITパスポートに限らず、コンピュータ関係の勉強をしていると必ず出て来る部分になりますが、意外と分かられていなかったりする部分でもあります。
今回は通信プロトコルについて確認して行きましょう!

通信プロトコルはデータを送る時の『ルール』

まずはプロトコルが何かという事です。
『プロトコル = ルール』と覚えた人も多いと思います。
ではルールとは何でしょうか?
意外とこのイメージが出来なかったりします。
よくある例で言えば、データの送受信や転送をするのと荷物を送るのは似ていると言います。荷物を送る時にはどの様にしなければ送れないでしょうか?
まずは梱包が必要ですね。紙袋なのか、段ボールなのか物によって包み方は変わります。
次に、伝票を書きます。伝票には宛先の住所、名前や自分の住所、名前を書きますね。
そして伝票は日本国内であれば日本語の住所を書きます。
最後に配送業者に依頼すれば荷物を送れます。

データを送る時にも同じ様な流れになって行きます。
これから送るデータがメールなのかファイルなのかHTMLなのかデータの種類をはっきりさせます。
データを送る先を指定する必要があります。インターネットではIPアドレスやMACアドレスを使います。
後はデータを配送してくれる機器にデータを送ります。

こういう流れですね。そしてそれぞれの流れで使われているのがプロトコルになる訳ですね。送るデータがメールなのであればSMTPというプロトコルを使います。宛先の場所の指定にはIPというプロトコルを使います。
この様に通信時のルールを決めてデータをやり取りしている訳ですね。

インターネットのプロトコル『TCP/IP』について

さて通信のルールであるプロトコルの種類はたくさんあります。データをやり取りする時には、このプロトコルを複数使って通信する事になります。
ここではインターネットで使われている代表的なプロトコルの『TCP』と『IP』について覚えて行きましょう。
ちなみに『TCP/IP』という1つのプロトコルではないので、間違わない様にしましょう。

『TCP』は確実にデータを届ける

まずはTCPです。
これは相手に確実にデータを届ける為のプロトコルです。
データは転送している間に何かしらの影響で途中で消えてしまったりして相手に届かないという事があります。通信をする時にはこの状態では困るので確実に届ける仕組みを作りました。それがTCPです。
TCPでは届いたデータの確認と、届かなかったデータは再送するというルールで通信をします。「A」「B」「C」のデータを送った時に、相手から「A」「B」が届いたという返事が来たとします。そうすると「C」が届いていないという事になるので「C」をもう一度送るという事をします。
こうやって確実に相手にデータを届けている訳ですね。
他にも通信の動きはありますが、ITパスポートでは上記の動きがポイントとなるので覚えておきましょう。

『IP』はデータの転送先を決める

さてデータを送る時にはどこに送るかの相手を決めなければいけません。とこで使うプロトコルが『IP』になります。「IP」は「IPアドレス」を使って場所を指定する方法になります。IPアドレスは『192.168.10.20』の様な数字ですね。このIPアドレスが書く端末に割り振られる事で通信が出来る様になる訳ですね。
IPアドレスは住所様な役割を果たすわけですが、数値には前半部分と後半部分で意味が違います。全判部分(上記の例では192.168.10の部分)はネットワーク部と言われ、後半部分(上記の例では最後の20の部分)がホスト部になります。ネットワーク部で地域が分かりホスト部で番地が分かる様なイメージですね。
IPアドレスは最初の部分の数値によって、どこでネットワーク部とホスト部が分かれるか決まっています。IPアドレスの特徴ですので覚えておきましょう!
因みに『192.168.10.20』のIPアドレスの場合『192』の部分を『第1オクテット』、『168』の部分を『第2オクテット』、『10』の部分を『第3オクテット』、『20』の部分を『第4オクテット』と言います。

IPアドレスの第1オクテット数値ネットワーク部
0 ~ 127第1オクテットまで
128 ~ 191第1と第2オクテットまで
192 ~ 223第1と第2と第3オクテットまで

ルーティングで送る場所を決めて送っている!

プロトコルについては紹介しましね。
IPアドレスを使う事でどこにデータを送ればいいか分かったと思います。
しかし実際にモノを送る時の事を考えると、配送業者に頼んだ後その業者の人が一人で配送先に持っていく訳では無いですね。
いろいろな拠点を回って物を送っていると思います。
データの通信も同じで、送り先に近い所の拠点に向かってデータを橋渡ししながら送っていく訳です。これがルーティングで、これをやっているのが『ルータ』になる訳ですね。
ルータは『IPアドレス』を見てどこに送るのか確認をします。そしていくつかある送り先の拠点の中から一番いい拠点(ルータ)を選んで送ります。データを受け取ったルータはまた宛先のIPを見て、送り先を決めて拠点に送るという事を繰り返して最終的なゴールにデータをたどり着かせます。
一番いい拠点という書き方をしましたが、これは通信速度で決まってみたり、ゴールまでの拠点の数で決まったりします。この辺りは通信の種類によって変わりますね。
用語としては『ルーティング=経路を決めて送る』という事で覚えて行きましょう!

通信プロトコルとルーティングについて知ろう!|まとめ

今回はインターネットのプロトコルについてと、その中の『TCP』と『IP』というプロトコルについて説明しました。
上でも説明しましたが、『TCP/IP』という名前のプロトコルだと覚えてしまっている人もいますが、あくまでも『TCP』と『IP』の2つのプロトコルなので気を付けましょう。
プロトコルについては、
・プロトコルは通信のルール
・プロトコルの「TCP」は確実にデータを届ける手法
・プロトコルの「IP」は宛先を指定する手法
という事で覚えておきましょう!