私は先日Webデザイナーを辞めました。
今回は「WEBデザイナーを辞めた理由」を三つ紹介していきます。
目次
Webデザイナーとは?
Webデザイナーとは「Webページの企画・デザイン・制作を行う」職業です。
仕事の幅はかなり広く、Webデザイナーによって担当分野・得意領域も異なります。
Webページ制作は、まずクライアントの要望を聞いて作成するサイトの内容を明確にし、サイト訪問者を想定してコンセプトを固め、開発スケジュールやチーム体制を整えます。
その後、掲載する画像や文章を作り、プログラム言語(HTMLやCSSなど)を使用してWebページを制作していきます。
Webデザイナーは辛い、きつい、しんどい
Webデザイナーの仕事はたしかにやりがいがあり、大きな達成感を感じることや楽しいと思う瞬間もありました。
初めてのクライアントワークで、自分が携わったサイトが世に出た時の感動は忘れられません。
しかし、それ以上に辛いと感じることが多かったです。
このページの読者の方にも同じように苦しんでいる人がいるんじゃないでしょうか?
私がこの仕事をきついと思っていたポイントは主に以下3点です。
残業時間が多い
残業問題はWebデザイナーを辞める理由として一番多く挙げられるものです。
ご存知の方も多いと思いますが、一般的なWeb制作会社では残業が多くなる傾向があります。
特に納品直前や繁忙期には、連日終電近くまでオフィスで仕事をするなんてザラです。
「仕事が最大の楽しみ」という稀有なタイプの人は大丈夫かもしれませんが、普通の人なら耐えられない生活ですよね。
残業が原因で辞めるというのは、一番納得できる理由だと思います。
給料が低い、年収が上がらない
給料問題もなかなか深刻です。
原因は、Web制作会社同士の激しい価格競争にあります。
ひと昔前と違い、今は多くのWeb制作会社やフリーランスWebデザイナーが増え、仕事を奪い合っている状態です。
完全な「薄利多売」です。
結果として、Webデザインの作業量やスキルが高くても、給料が低くなってしまします。
クライアントや営業の要求に振り回される
WEBに関して無知なクライアントからの無茶ぶり要求や、同じく無知な営業が取ってきた納期短すぎ案件など・・とにかく振り回されます。
もちろん仕事なので、リクエストに応えるのは当然です。
しかし時には過酷な内容もあり、頑張って間に合わせたのに急遽意向が変わり、また作り直しなどもよくありました。
こうやって振り回される経験が続くと、だんだん仕事がつまらなくなってきて「自分何やってるんだろう」と思うようになるわけです。
Webデザイナー辞めました
こういうことに悩んで私はWebデザイナーを辞めました。
仕事を辞めるって簡単じゃなく、本当に勇気が要ることですよね。
今このページを見ている方で、同じような境遇で悩んでいる人もいると思います。
私はWEBデザイナーを辞めて今元気にやっていますので、あまり悩み過ぎず、耐えきれなかったら辞めちゃいましょう。
Webマーケターに転職
Webデザイナーを辞めた私は、Webマーケターに転職しました。
Webマーケティングとは、その名の通り「Web上のマーケティングに関わる職業」です。
Webで顧客を集めてモノを売る仕組みを作るのです。
時にはWebページをブラッシュアップするための提案もします。
Webで買い物をすることが一般的になっている現代で、この仕事内容はやりがいがあると感じています。
Webデザイナーを辞めて良かった!理由3選
それでは本題に入ります。
転職をした私が今改めて思う、Webデザイナーを辞めて良かった理由を3つお伝えします。
WEBデザイナー経験を活かせる
転職で未経験業種、業界へキャリアチェンジとなると、抵抗感もややありますよね。
「自分の今までの経験を活かしたい」と思う方が多いんじゃないでしょうか。
その点、元々Webデザイナーをやっていた私はスムーズに転職することが出来ました。
Webページの制作やSEOについて培った知識をフル活用しています。
今後もWebを使ったビジネスが成長していくと考えると、良いステップアップになったと思います。
残業が減り、時間にゆとりができた
時間の余裕ができたことが一番嬉しかったです。
終電までの残業や、泊まり込みといったブラックな働き方は一切なくなりました。
時間にゆとりが出来ると心にもゆとりが出来ます。
休日の予定を立てたり、自分の将来を見据え勉強したりと、色々なことに興味を持ち時間を割けるようになりました。
あのままWebデザイナーとして働き続けていたら、突然倒れたり、大きな病気になっていたかもしれません。
「仕事は仕事」です。ON-OFFのメリハリがある時間の使い方をしたいですね。
単価が高くなり、年収アップ
給料がグンと上がれば、モチベーションアップする方も多いんじゃないでしょうか?
マーケティングという大きな軸が加わったことで、一気に激安価格競争から離れることが出来ます。
当然1仕事あたりの単価も上がるので、自分に入る給料も多くなります。
やはり金額=評価です。
収入が上がるとやる気に繋がりますし、さらに頑張ればまた収入アップに繋がるでしょう。
良い連鎖を作れると自分が豊かになります。
「辞めたい」人は早めに行動を
昔の私と同じように、「今の仕事を辞めたい」と思っている方、とにかく早く行動に移しましょう。
転職、独立など色々な働き方があります。Webデザイナーとしても、環境を変えれば気持ちよく働いていけるかもしれません。
まず一歩踏み出すことが大事だと思います。
しかし、ただ闇雲に仕事を辞める→探すと言っても難しいです。
自分の仕事に疑問を抱き始めた時、どうすれば良いのでしょうか?
辞める前に今後のキャリアビジョンを考えよう
まず初めに、自分の5年後・10年後・もっと先の働き方について考え直してみましょう。
自分は何がしたいのか。
これまでのキャリアを活かしたいのか、全く別の仕事に挑戦してみたいのか。
新しくスキルを身に付けたり、資格を取る必要があるのか。
採用する側の企業は、自分にどんな能力を望むのか。
冷静にこういったことを考え始めると、思考が前向きになっていきます。
「辞めたい」というネガティブな考えから視点を変えて、目標が頭に浮かぶとポジティブになれるのではないでしょうか。
転職活動はサポートしてもらえる
実際に転職活動を進める段階となると、絶対に利用した方が良いモノが二つあります。
転職エージェント
一つ目が転職エージェントです。
転職エージェントに登録することで、自分の希望する内容・年収・休日・勤務場所などに合わせて最適な企業を紹介してもらえます。
利用者の転職決定時に採用企業から転職エージェントへ報酬を支払うシステムのため、我々利用者にとっては完全無料のサービスです。
使わない手はありません。
また、キャリアについての相談をすることも出来ます。自分自身では解決できない悩みでも、解決に導いてくれるかもしれません。
職業訓練
二つ目が職業訓練です。
職業訓練とは、就職に向けて必要な知識・技能の習得を手助けしてくれる公的制度です。
ジャンルも幅広く対応しており、事務からプログラミング、ネイルなど多くのコースがあります。
基本的には無料で受講することができ、訓練に通いながら失業保険を受け取ることも可能です。
また、転職エージェントと同様にキャリア相談も可能です。
気になった方はまず最寄りのハローワークへお話を聞きに行ってみてはいかがでしょうか?
一人で悩まず積極的に頼ろう
上記二つの制度は必ず利用した方が良いです。
過去にWebデザイナーを辞めて転職した先輩方もたくさんいらっしゃると思いますし、自分がこれからどういう道を行くべきか適切にアドバイスをもらえる可能性が高いです。
一人でただ悩んだり、黙々と転職活動することにも限界があります。
肩の力を抜いて人に頼り、理想の環境を見つけましょう。
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございました。
私がそうだったように、「あなた自身」が変わることで、少しずつ状況は変わっていくと思います。
今仕事がしんどいと悩んでいる皆さんの力に少しでもなれていたら幸いです。
応援しています!