Excel(エクセル)の関数で負の二項分布の確立を求めてみよう!『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数の使い方

今回ご紹介するExcel(エクセル)の関数は、統計関数の一つになります『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数です。統計関数と言えば、データなど数値の平均値や最大値、最小値や中央値などといった値を求めたり、数値の順位を決めたり、分散や標準偏差値を決めたり統計計算をするための関数ですよね。

『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数は負の二項分布の確立を求める関数です。まず「負の二項分布」は「ふのにこうぶんぷ」と読みます。『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数は「〇回成功するまでに×回失敗する確率」を表すことが出来ます。

『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数は負の二項分布の確立を求める関数です!

『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数の書き方と使い方をチェックしよう

では『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数の使い方をチェックして行きましょう。

まず、『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数に対応しているExcelのバージョンについてです。対応しているバージョンは、Office 365/2019/2016/2013/2010です。お持ちの製品のバージョンによっては対応していないこともありますのでご確認くださいね。

また『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数は互換性関数があり、バージョン2007などで使用する際は間に『.』のない『NEGBINOMDIST』関数を使用します。読み方は同じです。

関数式:『=NEGBINOM.DIST(失敗数、成功数、成功率、関数形式)』、互換性関数を使用する際は『=NEGBINOMDIST(失敗数、成功数、成功率)』です。

引数意味
失敗数目的と違う事象が起こる回数
成功数目的通りの事象が起こる回数
成功率1回試した時に目的通りの事象が起こる確率
関数形式確率質量関数を求める場合はFALSE、累積分布関数を求める場合はTRUEを入力

※互換性関数『NEGBINOMDIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数は、確率質量関数を求める関数なので関数形式がありません。『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数でFALSEを入力した時と同じ値が返されます。

『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数の引数には失敗数、成功数、成功率、関数形式を入力します。今回は互換性関数『NEGBINOMDIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数でやってみます。

『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数の入力後に、引数の失敗数、成功数、成功率を入力します。

Enterキーで確定すると入力が完了します。今回は成功率が30%である事象について、5回成功するまでに10回の失敗が起こる確率を求めています。

Excel(エクセル)の関数で実効年利率を求めてみよう!負の二項分布の確立を求めてみよう!『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数の使い方【まとめ】

今回ご紹介したのは『NEGBINOM.DIST』(ネガティブ・バイノミアル・ディストリビュージョン)関数でした。まず名前が難しいですよね!聞いたことがないという方も多い関数の一つなのではないでしょうか。負の二項分布の確率密度関数値を返してくれる統計関数の一つでした。なかなか使う機会がない関数かも知れませんが、もし機会があったら使ってみてくださいね。