Excelで自然対数の底eのべき乗を求める【EXP】(エクスポネンシャル)関数の使い方

Excelで自然対数の底eのべき乗を求める【EXP】(エクスポネンシャル)関数の使い方

今回のExcel関数のご紹介は、【EXP】(エクスポネンシャル)関数になります。指数関数(eのx乗)は、「exponential」という単語の略になっており、「指数の」という形容詞になります。「e」はネイピア数と言われ、対数の計算ではよく使われます。logの計算式に「e」を使って計算する、自然対数の底(てい)と言われる数値です。このネイピア数は終わりがない数値で、「2.7182818・・・」と続いていきます。円周率のπ(パイ)と同じ無理数です。利息の計算などでも使用されるので、ぜひこの機会に覚えて頂ければと思います。動画でも解説をしているので、一緒に確認してみてください!

【EXP】(エクスポネンシャル)関数の入力方法について

まずは、【EXP】(エクスポネンシャル)関数の入力方法から確認をしていきます。

=EXP(指数)

今回は「e」の2乗の計算を実施するとこのような入力方法になります。


指数を指定する場合は、数値を直接入力してもいいですし、数値が入力されているセルを指定しても計算ができます。
今回は、セルに数値が入力されているので【EXP】(エクスポネンシャル)関数の引数に、セルの指定を行う事で計算をしています。

そして、その結果がこちらです。

結果は「7.389056」となりました。
【EXP】(エクスポネンシャル)関数は数学で使われているのですが、学生時代は関数という形では学習しておらず、高校数学で「e」のべき乗形式で学びます。ですが、べき乗の形式で表記すると、分数なども用いたりとても複雑な数式になるため、判別しづらくなるので、この【EXP】(エクスポネンシャル)関数を用いた方がすっきりと見やすく、分かりやすい数式にすることができます。
専門的な用語も多く、実際自分で使うことはないかな?と思うかもしれませんが、意外と遠回りな計算方法を使っていて、実は関数で計算したほうがとっても楽だし便利!という関数も知らないだけで、意外と多くあるものです。関数は調べれば調べるほど、とても奥が深く、もっと早く知っておけばよかった!と思う関数もたくさんあると思います。また、この【EXP】(エクスポネンシャル)関数は、Excel関数以外でも略語として使われていることが多いようなので、何で使われているのか理解したうえで活用して頂ければと思います。
まだまだ、関数勉強中です!という方は、このブログとYoutube動画を参考にぜひ、多くの関数を知って活用して頂けたらと思いますので、これからもどうぞ宜しくお願いします!