Excelの統計関数の種類もたくさんある訳ですがその中で対数正規分布のデータ分析など活用されるのが『LOGNORM.DIST』と『LOGNORMDIST』(読み方はどちらもログ・ノーマル・ディストリビューション)になる訳ですね。関数で『.(ドット)』が付くか付かないかと言う違いがあるモノはExcelのバージョンの違いで新しく出来上がった関数の違いという話でしたね。基本的には同じ内容を計算したいという事なんですが、関数によっては若干の違いもあったりする訳です。どんな時に活用するのか、求める内容の違いなどチェックしておきましょう!

用語チェック『対数正規分布』って何?

今回の関数は対数正規分布のデータに対して『累積分布関数』と『確率密度関数』について求める事が出来る関数になっています。
それでは『対数正規分布』はどんな形の分布なのでしょうか?
確率密度の数値の対数を取ると正規分布になるのが対数正規分布という説明ですね。
ちなみに確率密度の数値をグラフにするとこんな感じになる分布ですね。

確率密度のグラフ

この対数正規分布になっているデータの確率密度や累積分布を求められるのが今回の関数となる訳なんですね。

Excelで対数正規分布の累積分布関数を計算!『LOGNORMDIST』と『LOGNORM.DIST』を使ってみよう!

それでは対数正規分布の累積分布関数の求め方をチェックして行きましょう。
今回の場合は『LOGNORM.DIST』でも『LOGNORMDIST』でもどちらでも計算可能になっています。

関数式:『=LOGNORM.DIST』(数値、平均、標準偏差、TRUE)』
関数式:『=LOGNORMDIST』(数値、平均、標準偏差)』

今回は必要な引数が『数値』と『分布の平均』と『分布の標準偏差』になります。これらから結果を出していく訳ですね。
『LOGNORMDIST』の場合は累積分布関数の計算のみなので上の3つの引数を指定すればOKです。
『LOGNORM.DIST』の場合は『確率密度』も出せるので、どっちを出したいのか最後に指定する必要がある訳ですね。『累積分布関数』の場合は『TRUE』になりますので覚えておきましょう!

Excelで対数正規分布の累積分布を出してみる!

では実際に活用して出してみる事にしましょう。
まずは『LOGNORMDIST』での出し方ですね。
関数の書き方としては『=LOGNORMDIST(B1、B2、B3、)』って感じになります。

LOGNORMDIST関数を入力しました

結果を確認してみましょう。これが累積分布関数の結果になります。

累積分布関数の計算が出来ました

今度はもう一つの方で形式を変えて確率密度を出してみます。
関数は『=LOGNORM.DIST(B1、B2、B3、TRUE)』という感じですね。

LOGNORM.DIST関数を作成しました

確定すれば同じ結果になっているのが分かりますね。

累積分布関数の計算が出来ています

関数としては『LOGNOEM.DIST』の方が新しい関数になるのでそっちを使う様にして行きましょう!

Excelで対数正規分布の確率密度計算『LOGNOEM.DIST』で求めてみよう!

次にもう一つの確率密度関数の計算をやってみる事にしましょう。
活用するのが『LOGNORM.DIST』のみになります。

関数式:『=LOGNORM.DIST』(数値、平均、標準偏差、FALSE)』

引数の関数形式部分を『FALSE』にする事で確率密度を求める事が出来る様になります。
関数形式の部分はどちらを指定すると何が求められるのかを正しく覚えておく必要がありますね。

実際に確率密度を出してみる!

それでは『LOGNORM.DIST』での操作の仕方について確認してみる事にしましょう。
データは先ほど準備していた物を活用しましょう。
関数の書き方としては『=LOGNORM.DIST(B1、B2、B3、FALSE)』っと指定します。

LOGNORM.DISTで確率密度の計算をします

確定すると確率密度関数が求められます。

確率密度が求められました。

Excelで対数正規分布の関数【LOGNOEM.DIST】【LOGNORMDIST】の使い方|【まとめ】

対数正規分布のデータに対して確率密度や累積分布関数を求める為の『LOGNORM.DIST』と『LOGNORMDIST』について紹介しました。
最初に書いた通り『.』がついている方が新しいものになります。
その分対応出来る事が増えていたりする訳ですね。
特に関数の種類の指定で結果が変わってくる事になりますので気を付けて活用しましょう。
統計の関数はまだありますので使い分けられる様に覚えて行きましょう!