「デザイナーじゃないんだけど・・・」初心者なのに突然デザインをやる必要ができたが、いざデザインをやってみると「どこを目立つようにする必要があるの?」「どの文字を使うと読みやすい?」「なんか素人臭い・・・」と困ってしまったことはありませんか? 使う文字や余白など、少しデザインに気を使うだけで”初心者っぽいデザイン”から”プロのデザイナーのデザイン”に変わります。 デザイナーじゃないけどデザインをしている、そんなデザイン初心者さん向けに、「プロっぽく」見える方法をやりがちなNGポイントと併せてご紹介します。
目次
- 初心者がやりがちなデザイン1.文字や写真が引き伸ばされている
- 初心者がやりがちなデザイン2.文字や余白などの要素が揃っていない
- 初心者がやりがちなデザイン3.フォントの種類をたくさん使ってしまう
- 初心者がやりがちなデザイン4.文字に色を使い過ぎる
- 初心者がやりがちなデザイン5.使う文字の大きさが同じ
- 初心者がやりがちなデザイン6.余白がなさすぎる
- 初心者がやりがちなデザイン7.文字の間隔がせますぎる
- 初心者がやりがちなデザイン8.文字にドロップシャドウを使いすぎる
- 初心者がやりがちなデザイン9.文字に中途半端な境界線を使っている
- 初心者がやりがちなデザイン10.原色・蛍光色を使う
- まとめ:デザイン初心者でもルールを知るだけでよりよいデザインに
初心者がやりがちなデザイン1.文字や写真が引き伸ばされている
写真や文字を余白に合わせて上下のみ、左右のみを 大きくしてしまって比率がおかしくなってしまっていませんか? デザイン初心者だとついやってしまいがちな方法ですが、けっこう目立つし、不格好な印象のデザインになってしまいます。
「プロっぽい」デザイン:文字や写真の比率は100%に
文字や写真は100%の比率で使うようにデザインされています。 そのスペースに収める必要がある場合は 文字を小さくする、改行する、フォントや言葉を変える 写真や画像はトリミングをすることを意識しましょう。
初心者がやりがちなデザイン2.文字や余白などの要素が揃っていない
文字や色、余白、フォントの太さなど感覚だけで揃えてしまっていませんか? 文字の種類も太さもバラバラ、配置も余白も色もバラバラだと 統一感がなくなってしまう原因になります。
「プロっぽい」デザイン:文字や余白など、できる限り要素を揃える
文字の太さ、フォントの種類、余白……揃えられるところはできる限り揃えると統一感が出て読みやすいデザインに見えます。
初心者がやりがちなデザイン3.フォントの種類をたくさん使ってしまう
文字を目立たせようと思って色んな種類の目立つフォントをたくさん使っていませんか? 目立つフォントを色々使いすぎると、フォントの印象だけが目立ってしまい、 伝えたいことが伝わらなくなってしまったり、ちぐはぐなデザインになってしまいます。
「プロっぽい」デザイン:フォントを統一する
フォントの種類は色々使いすぎず、ベーシックでシンプルなものを使うのがポイント。 文字を強調させたい場合は、フォントは変えずに文字を太くして使うと 目立ちすぎず、統一感がうまれます。 特徴的な目立つフォントを使いたい時は部分使いや、タイトルだけに使って、 本文はベーシックなフォント1種類を使いましょう。
初心者がやりがちなデザイン4.文字に色を使い過ぎる
目立たせようと思って文字をカラフルにしていませんか? 何色も色を使って、色々な文字を目立たせてしまうと、 読みにくく、どの文字が強調されているのか分かりにくくなる上に、まとまりがない印象になってしまいます。
「プロっぽい」デザイン:色の種類はシンプルに
白黒以外の色は1~3色以内に絞って使うとまとまりがうまれます。 たくさんの文字を色々な色で目立たせるのではなく、目立たせる言葉のみに色を使いましょう。 読みやすく、伝えたいメッセージがしっかり伝わるデザインになります。
初心者がやりがちなデザイン5.使う文字の大きさが同じ
タイトルやキャッチコピーの文字をすべて同じ大きさで使っていませんか? 目立つところがなくなってしまい、どこが重要なのか分からず、読みにくいデザインになってしまいます。
「プロっぽい」デザイン:文字のサイズにメリハリをつける
タイトルやキャッチコピーなどの目立つ必要がある文章は、文章の中で大切な単語や数字の文字サイズを大きく、「てにをは」は小さく使うだけでもメリハリのあるデザインになります。 また、数字は大きく、単位は小さく使うことで、数字が目立ち、ひと目で読みやすいデザインになります。
初心者がやりがちなデザイン6.余白がなさすぎる
限られたスペースに文字を入れようとして、余白がなくなってしまったことはありませんか? 余白がなくなってしまうと、ごちゃごちゃして窮屈な印象のデザインに見えてしまい、 目立つべき文字も目立たなくなってしまいます。
「プロっぽい」デザイン:余白をしっかりとる
余白はたっぷりとりましょう。 余白を作ることですっきりした読みやすいデザインになり、目立つ文字もわかりやすくなります。 忘れがちですが、吹き出しにも意識して余白をしっかりとりましょう。
初心者がやりがちなデザイン7.文字の間隔がせますぎる
限られたスペースにたくさん文字を書きたいと思い、文字の間隔がみちみちに詰まってしまうことはありませんか? 文字が読みにくくなってしまい、必要な情報も伝わらなくなってしまいます。
「プロっぽい」デザイン:文字の間隔をあける
読みやすい文字間隔とされているのは、文字サイズの50%~200%と言われています。 打った文字をそのまま使うのではなく、文字の間隔を広くしてみましょう。 読みにくく、初心者感のあるデザインから「プロっぽい」デザインになります。
初心者がやりがちなデザイン8.文字にドロップシャドウを使いすぎる
文字を目立たせるためにドロップシャドウを使ってしまってはいませんか? 手軽に目立たせるためにデザイン初心者がやりがちなのが、 使う必要のない文字にドロップシャドウを使ってしまうことです。 文字が読みにくく、安っぽいデザインになりがちです。 また、ドロップシャドウを使うべき文字でも、使いすぎると素人臭いデザインになってしまいます
「プロっぽい」デザイン:ドロップシャドウはさりげなく使う
使う文字は本当にドロップシャドウが必要なのか考えてみましょう。 文字に装飾をするためだけに使っているなら、それは必要ありません。 文字を読みやすくするためにドロップシャドウを使う場合は、分からないくらいうっすらとつけましょう。
初心者がやりがちなデザイン9.文字に中途半端な境界線を使っている
文字を目立たせるために細い境界線を使ってはいませんか? 文字を目立たせるために細い境界線を使ったり、境界線を何重にも重ねて使うと、かえって読みにくくなったり、安っぽく、初心者感のあるデザインになってしまいます。
「プロっぽい」デザイン:境界線はしっかり使う
ドロップシャドウと同様に、使う文字は本当に境界線が必要なのか考えてみましょう。 文字に装飾をするためだけに使っているなら、必要がない境界線です。 文字を目立たせたい時など、境界線を使う必要があった場合は、文字にしっかり太く境界線をつけましょう。
初心者がやりがちなデザイン10.原色・蛍光色を使う
画像編集ソフトのデフォルトのパレットから色を選んでませんか? 目立たせたいと思って使いがちですが、原色は色の主張が強く、効果的に使うのが難しい色です。 また、蛍光色をそのまま使うと、目がチカチカして文字が読みにくくなってしまいます。
「プロっぽい」デザイン:少し数値をずらす
画像編集ソフトのデフォルトのパレットにある色は、できるだけ使わないようにしましょう。 原色ではなく、少し色相、彩度や明度を変え、数値を少しずらして使いましょう。 垢抜けたデザインになり、文字も読みやすくなります。 配色に自信がないなら、配色ツールを使うという方法もあります。
まとめ:デザイン初心者でもルールを知るだけでよりよいデザインに
今回は、デザイン初心者がやりがちなポイントを「プロっぽく」見える方法と併せてご紹介しました。 デザインはセンスと思われがちですが、ルールを知っていればデザイナーではない初心者でも、読みやすいデザインにすることが可能です。 この記事で、少しでもデザインを褒められるお手伝いができたら嬉しいです。