【医療事務を勉強している人必見!】診療報酬請求!投薬料の算定の方法

投薬量は大きく分けて「内服薬」「頓服薬」「外用薬」の3種類になります。種類によって算定の仕方が異なりますので、要注意になります。また、薬剤を算定するには院内で処方されたのか、院外で算定されたのかも大きくかかわってきます。日本の処方法は近年、調剤薬局で対応することが増えてきております。病院内に薬局を設置せずに、医師から処方された内容に準じて薬を調剤し患者に処方する方法です。その対応方法により算定の仕方は大きく異なります。試験内容として最近は院外処方を想定した内容の問題も増えてきております。実際に病院側で薬剤料を算定するのか、調剤薬局側なのか。カルテに記載されている内容をしっかりと確認しましょう。

投薬料の算定方法と略称用語まとめ

投薬に関する略称用語はある程度固定されているので、とても覚えやすいと思います。検査項目ほど多くないので、確実に覚えられるようにパターンを把握しましょう。また、問題の出題内容として、手術や処置はなくても薬剤料というのは必ず出てきます。頻度が高い内容はミスの内容に確実に算定をしなくてはなりません。「内服薬」「頓服薬」「外用薬」と算定する際のチェックポイントは、薬剤名からは何薬か確定することは難しいので、見分ける手段を正しく身に付けます。「内服薬」は服薬するタイミングや飲み続ける日にちなどが詳細に決まっています。「分3×2C 4TD」は1日3回に分けて2カプセルを4日間飲む。という指示になりますので、これは内服薬と判断できます。逆にこのような詳細な記載がない場合は、内服薬以外の薬という事が分かりますね。ただ、気を付けなくてはならないのが、外用薬であっても内服薬のような書き方をする場合があります。「トローチ」です。これは試験にも時折出てくるのですが、トローチは一見内服薬のように見えても飲み込む薬ではないため、外用薬として算定します。「3T×8日」と記載されていても、合計を1回として算定します。こういった引っかかりやすい部分を中心に覚えることも大切ですね。

院内処方と院外処方のまとめ

冒頭に記載した通り、薬は近年院外の調剤薬局で処方されることが増えてきました。そのため、病院内で算定を行うよりも調剤薬局での算定が増えてきております。現に、調剤薬局事務というお仕事もメジャーになりましたね。院外で処方されるという事は院内では何も算定しなくてもいいのかというとそうではなく、きちんとそこにも算定しなくてはならない項目はあります。院内処方の場合は基本的に「薬剤料+調剤料+処方料+調剤技術基本料(調基)」を算定していきますが、院外処方の場合には「処方箋」が発行されますので、処方箋料を算定しなくてはなりません。誤った薬剤が処方されないよう。依存性の高い薬を何度も同じ患者に処方しないように、と様々な意味を持つ処方箋が発行された場合には、処方箋料を算定していきます。医療業界は、IT進化も早く様々な整備が行われ、目まぐるしく変化していきますので、新しい算定方法や今年と来年の違いもしっかりと知識に入れていく必要がありますね。