今回の実践算定は、医学管理料の算定について解説しています。医学管理料は抽象的な表現が多く、カルテから読み取るには少し難しい部分も多いです。カルテに記載されている内容と、早見表をしっかりと見比べて正しく算定できるようにしていきましょう!動画もぜひ参考にしてみてください。

悪性腫瘍特異物質治療管理料とは

悪性腫瘍特異物質治療管理料は、先頭に「悪性」とついているので、分かりやすいとは思いますが、「ガン」の疑いがある方や「ガン」になった患者へ腫瘍マーカー検査という検査を実施し、体のどの部分にどのような癌ができているかを検査した際、計画的な治療管理を行うとこの医学管理料が算定できます。
1つ目のポイントとしては、まず癌の疑いがあるだけではこの医学館利用は算定できません。腫瘍マーカー検査を行い、ガンであることが確定しそのうえで、医学的な治療管理を行うと算定できる点数になります。
そのため、カルテに記載されいる内容もとても重要にはなりますが、病名に癌であることが記載されていることが重要になります。「〇〇癌」や「〇〇癌の術後」のように、確実に癌患者であることを確認しておきましょう。
そして、さらにこの点数は早見表に1と2の算定があり、2についてはイとロに分かれています。その際に早見表には、1項目以上もしくは2項目以上と記載がありますが、これは腫瘍マーカー検査を行った項目数になります。そのため、癌患者だとわかっても、算定する際に腫瘍マーカー検査を何項目実施したのかが、とても重要になります。カルテには、必ず使用したマーカー検査の項目名が記載されているので、心配な場合は早見表でそれが本当に腫瘍マーカー検査なのか、きちんと調べておきましょう!
それによって、点数が異なりますので勘で算定するのではなく、きちんとした理屈のもとに算定できることを理解します。
さらに、算定をする際の注意ポイントとして、初回の算定の場合にはプラス加算点数が算定できます。これも算定忘れる確率が高いので、カルテに初回なのかそうではないのかを確認して算定しましょう。

この医学管理料を算定した場合は、腫瘍マーカー検査を実施している前提という話をしましたが、最終的に医学管理料を算定した場合は、これに使用した検査の費用が医学管理料の点数に含まれますので、別に算定することができません。これも、間違えやすい内容になります。医学管理料が苦手という方は、こうしたプラスアルファの内容を見落として、算定ミスをしてしまう事だと思いますので、早見表は隅々までしっかりと熟読するようにしましょう。少しでも、算定漏れやミスを防ぐためにはカルテに記載されている内容と、早見表に記載されいてる内容を照らし合わせて算定することになります。

まとめ

冒頭にもお伝えした通り、医学管理料は処置や手術のように分かりやすい項目に比べて、算定できるできない。プラスアルファの算定項目などがとても細かく指定されています。
ちょっとでも調べるのを怠ると、大きな算定ミスに繋がってしまいますので、最後までしっかりと早見表を調べて算定しましょう!