【医療事務を勉強している人必見!】皆さんからご質問頂いた内容にお答えしていきます!処置・ギプス編

コメントやチャットなどでみなさまから頂きました質問にお答えいたします!
今回は、処置・ギプスについて解説して参ります。整形外科系で多いギプス算定ですが、部位を覚えておかないとどれで算定していいのかわからなくなりがちです。この機会に少しずつ名称を覚えていきましょう!

処置・ギプス算定について

処置項目については質問が多いのですが、ギプス算定については他の処置とはまた異なった質問が多いです。例えば、ギプスは処置の項目なのに、手術の際には算定することが出来たり、ギプスをつける部位によって算定が異なったりと、この項目だけで理解しておかなくてはいけないルールが多くあります。特に骨や体の部位については、とても質問が多いのと算定ミスが多い部分になります。整形外科系の算定は苦手という方も多くいらっしゃいますので、医療にかかわる以上算定のポイントとして覚えておく必要があります。
ギプスと言えば、骨を整形したり痛みのある部分を固定したりする目的で使用するものですが、実は種類がいろいろあります。そして、どこにギプスを使用したかによって点数が変わります。そのいい方も専門的な言い方で、足・手・腕という言い方であれば分かりやすいですが、医療用語になるとなかなか覚えるのが大変なので、大変だと思いますがここでしっかりと覚えていきましょう!
まず、ギプスのポイントからお伝えしていきます。そもそもギプスは処置項目なのですが、他の処置算定とは異なり、手術の際にも算定することができます。他の処置は手術の際に算定が出来ませんので、使用した薬剤や保険医療材料料のみの算定になります。治療というには少しカテゴリーが変わってきますので、独立した項目として考えて頂ければと思います。
そして、ギプスにはギプス包帯・ギプスシャーレ・シーネなどという種類があります。まずは、カルテをしっかりと確認しどれで算定するのか間違えの無いように算定していく必要があります。

処置・ギプス部位について

次に確認をしなくてはいけないのが、どこの部分にギプスを使用したかです。ここがとても重要になります。よく間違えが起きやすいのが「上肢・下肢」「半肢」の算定になります。
まず、これらがどこの部分を指しているのかを考えます。通常私たちは、手足と表現するのに対して医療では「四肢」と言います。四肢とは手足、両手・両足の事を指しており、さらにその上部分、つまり両手の事を「上肢」、両足の事を「下肢」と表現します。またその上肢と半肢の範囲も正しく覚えておかなくてはならず、「上肢」とは肩関節から手首までを指します。つまり腕1本分を指しているわけです。この時に気をつけなくてはならないのが、肩関節からという部分です。「肩」はあくまで「肩」になるので、上肢には含まれません。肩と肩関節は部位が違いますので、要注意です。次に「下肢」とは股関節から足首までを指します。つまり足1本分を指しているわけです。腰の部分は入りませんので、こちらも気をつけなくてはなりません。下半身と覚えてしまうと腰の部分も誤って含めてしまいがちですので、要注意です。このように部分的な細かな違いで呼び方や範囲が異なりますので、カルテや傷病名をきちんと確認し算定していく必要があります。
試験問題では、ある程度カルテに細かく書いてくれていますが中には病名から推理していかなくてはならない場合もあります。

例)橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)

という傷病名が記載されていたとしましょう。
この場合は、まず橈骨がどの部分を指すのかが問題です。皆さんは橈骨と言われて何処を思い浮かべますか?まず「橈骨(とうこつ)」という漢字自体が難しくて読めない!という方もいるかもしれませんね。医療系は結構漢字が難しいことでも有名ですね。よく漢字の読み方も質問が多いです。少し脱線しましたが、「橈骨(とうこつ)」です。これは前腕部分(肘から手首関節)の2本の骨のうち太い骨の事を指します。もう1本の細い方の骨は「尺骨」と言います。詳しくはネット検索などして頂くと詳しい画像が出てきますよ。ぜひ、検索してみてください。という事で、橈骨骨折と言われたら前腕の太い骨を骨折したんだと思ってください。さらに「遠位端骨折」とは、体幹(肩から体部分)から離れれば離れるほど「遠位端」で近い方を「近位端」と言います。ですので、手首のあたりを骨折したり、前腕部分を骨折したりすると「遠位端骨折」になります。このように少しバラバラにして考えるとこういう意味なんだという事が分かっていただけると思います。難しい言葉が多いのですが、少しずつ解釈していくと、上記に記した傷病名がどの部分を指しているのかわかっていただけると思います。
そこで、この傷病名の場合はどのギプスで算定すればいいのか。というところに入ってくるわけですが、まとめると手首や前腕部分の場合は肘関節から手首にかけてギプスを施す場合が多いため、腕の半分にギプスが用いられます。ですので、算定するのは「半肢」になるわけです。もちろん、骨折の範囲や骨の状態によっては腕をまるまる1本ギプス固定することもあるわけなのですが、通常は半分と考えていいと思います。
同様に足の場合も傷病名からどのくらいのギプスが施されているかを考えます。よく試験問題で出てくるのは「大腿骨(だいたいこつ)骨折」ですかね。大腿骨とは太ももの骨です。ちなみに脛の部分は「脛骨」「腓骨」になります。という骨の名称を知っていれば、どこの部分にギプスが施されたのか想像できますよね。
部位や名称を覚えるのは安易なことではありませんが、試験問題にはどのような診療科の問題が出てくるかわかりません。医療にかかわるうえで重要なことでもありますので、この機会に覚えてください。
ちなみに私は、以前骨の覚え方を楽に覚えられないか検索した結果、携帯アプリに骨格パズルというのを見つけてそれをひたすら操作しながら覚えました!今もあるのか分からないのですが、ぜひ検索してみてください。骨格で調べるといろいろ出てきますよ。

実際に医療算定に係る部分は、事務と言っても医療です。難しい言葉も多いですし、専門用語も多いです。医師や看護師ではないけど、必要になることもあります。今の情報社会であればネット検索で簡単に調べることもできます。医療従事者としてぜひ理解をして頂きたいと思います。

医療事務・医師事務作業補助者

医療事務には様々な役割があります。一般的に医療事務と言われると窓口受付や患者さんの案内、会計になりますが、医師事務作業補助者と言われる業務は、医師の代わりに書類を作成する事務員になります。そこを目指しているという方は特に、上記に記したような名称や専門用語はたくさん理解しておかなくてはなりません。医師の代わりに書類を作成するという事は、診断書なども作成しなくてはなりませんので、医師から伝えられた内容を正しく理解し、正しい書類を作らなくてはならないからです。誤った診断書を作っては大変なことになってしまいますよね。医師事務作業補助者は、大きな病院にクラークという形で勤務することが多いですが、最近では個人病院でも医師事務作業補助者を採用しているケースがありますので、医療事務を目指す皆さんはぜひ専門用語も含めて理解して頂きたいと思います。